九州大学医学部法医学教室100周年記念版

これさえあれば大丈夫
医師からみた医療過誤対応マニュアル 企画・構成 池田典昭 九州大学医学部法医学教室
監修 杉町圭蔵 九州大学名誉教授・九州中央病院院長
 
 
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「医師からみた医療過誤対応マニュアル」をご覧の方々へ

医療事故はチーム医療や病院内の医療システムの中で起こるものが大部分です。最近はどこの医療機関でも医療事故に対する防止意識が高まり、リスクマネージャを配置し、研修会や講演会が行われています。
しかしそうした研修会等で使用できる医師やコメディカルの人に対する教材があまりに少なく、各分野の専門家に個々に公演をお願いしているのが現状です。そのような研修会を続けても、各医療機関で医療に携わるすべての人が同じ目標を持って、実際に医療事故を減らそうという意識が高まるか不安を感じていました。そこで、医療機関の皆さんが見て、医療防止のために共通の目標を持てるようなビデオ・DVDを作成しました。この「医師からみた医療過誤対応マニュアル」は医師だけでなく看護士・検査技師等のコメディカルの方、事務職等の医療経営・管理に携わる方、さらには医療施設にいらっしゃる患者さんにも見ていただきたいと思います。内容はドラマ仕立てになっており、医療事故とはどういうものか、どういう過失があるのか、どうすれば事故が防げるのか、医療訴訟にならないようにするには何が必要なのかわかっていただけるような内容になっています。

企画・構成
池田 典昭
九州大学医学部法医学教室教授

監修
杉村 圭蔵
九州大学名誉教授・九州中央病院 院長

なぜ医療過誤対応マニュアルが必要か・・・

頻発する医療過誤問題

治療技術の進歩、新薬開発、保険制度改革…医療は崇高な理念のもと、急速に進化しています。
一方そのような理想に反して、「医療過誤」が頻発しているのも事実です。
医師を始め、医療従事者は自ら「医療過誤」を起こそうとするものではありません。
医療従事者は、日々の過酷な業務をひたすら遂行しているのです。
しかし彼らを取り巻く環境は悪化の一途を辿り、「医療過誤」が何時どこで発生してもおかしくない状況まできています。
病と闘うには、患者・医療従事者、両者の協力が不可欠です。
「医療過誤」によって『医師と患者の対立』という最悪の事態だけは避けなければならないのです。

医師側に立った情報の不足

医療に関わる事件が、ほぼ毎日のようにマスコミを賑わせています。
「全国病院ランキング」といった書籍など、医療のありかたを問いただす風潮も加速しています。
しかし、それら殆どは患者・親族の視点に立った情報ばかりです。
医療従事者への攻撃を主とするものが殆どです。
医療に携る彼らは、充分理解しています。
今のままでは、いけないことを。
日々の過酷な業務に追われる彼らが、いかに「医療過誤」と向き合うか?
どうすれば「医療過誤」を避けられるのか?
そんな教材が、今必要とされるのです。

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